電話:042-758-5355

JR「相模原駅」徒歩7分
〒252-0231 神奈川県相模原市中央区相模原3丁目6-6

相模原市の小児科・藤野こどもクリニック,小児科,小児循環器科,小児アレルギー科

予防接種

インターネット予約受付
予防接種のよくあるご質問 予防接種・健診室 小さな話
MOBILE SITE

予防接種について

お子様の安全のためには予防接種は欠かせないものです。ワクチンには、発赤や腫脹、発熱といった副反応が時々認められます。また、きわめてまれに重篤な副反応を起こす場合もあります。ここでは、当院の副反応に対する考え方をお示し致します。

ワクチンの副反応(日本脳炎を例に)

ワクチンを接種した時に起こる副反応と、ワクチンを接種しないでその病気にかかった時の危険性をくらべると、ワクチンを接種しないで重症になった時の方が、ずっとこわいといえます。 ワクチンの価値は相手の病気の恐ろしさによって決まるのです。 数年前の新型インフルエンザの騒動を思い出していただけるとイメージするのが簡単だと思います。 100人に1人が死亡(死亡率1%)する病気では、10000人に1人が死亡するワクチンでも有用と考えられます。

報道によると、これまでも最近の3年間で年間1~2人の死亡報告があったとのことです。 私の考えでは日本脳炎が蔓延する危険のほうが、まだきわめてまれなワクチンの危険性より、はるかに高いと考えます。

アメリカのように感染症のコントロールが国家防衛の一環となっている国の対応と異なり、日本ではワクチン接種をうける個人にもメリットがあり、同時に社会全体への蔓延を防ぐ役に立つ個別接種が中心となっています。 そのため、色々な考え方があるものと思いますし、ご両親が我が子を心配するのも当然と思います。 個別接種では、その子供を良く知っている(データのある)かかりつけの小児科医がご両親とよく相談して、その子の体調や都合に合わせて、個々に予防接種を行ったほうがより安心が大きいと考えます。ワクチンも薬も、医療行為では100%の安全はありえないので(目指すべき目標ではありますが)、相談しながらお互いの信頼関係を築くことが大切だと思います。

予防接種の副反応などの詳しい説明はVPDを知って、子どもを守ろう。でご確認いただきたいと思います。

インフルエンザワクチンについて


ご要望の多かった、お子さんとご両親の親子同時接種を受け付けます。お子さんのワクチン接種の時に限り、ご両親も同時に接種を受けられます。
ご両親の予約には診察券番号は不要です。
”診察券をお持ちの家族の方”の画面から”家族内初診登録”を開いて電話番号、お名前、生年月日をご入力ください。
予約によりワクチンの接種量が在庫量に達した時は、自動的に一時予約を中止いたします。再開などの情報は、このHPでお知らせいたします。現在入荷が確定しているワクチン量は昨年と同量の予定ですので、ご迷惑はかけずに済みそうです。

予約


10月1日(日)午前11時よりインターネット予約を開始致します。実際の接種は1010日(火)より行います.現在入荷が予定されているワクチン量は昨年と同量ですので、ご迷惑はかけずに済みそうです。1週当たりの接種可能人数も昨年と同等ですので、ご安心ください。

その後のご質問などのある場合はお電話で042-786-1155までご相談ください。受付時間は月曜、火曜、金曜日の午前9:00~12:00と午後は14:30~16:00です。

ワクチンの入荷量に達すると、自動的に受付は一時終了しますのでご了承ください。

インターネット予約受付はこちら

接種日と場所

10月10日火曜日より接種を開始致します。

月・火・金曜日の午前、午後そして一部の土曜日の午前または午後(詳細は後日掲載します)

上記時間にワクチン接種枠を設けて4階で接種します。

その期間の第1、3、5週土曜日の午後の1階での一般診療は休止いたします。

料金

1回4000円です。(昨年3価から新しい4価ワクチンに変わったので薬品の価格も上昇しました。)

接種回数と間隔

13歳未満では2回接種が必要です。
13歳以上でも受験などで有効率をできるだけ高くしたい場合は2回接種も可能ですが、インターネット予約では1回に設定されていますので、お手数ですがお電話にてご相談ください。

接種間隔は2週間以上あける必要があります。できれば3~4週間あけたほうが抗体価の上昇が良いようです。

ほかのワクチンと同時接種(B型肝炎ワクチンなど)

水痘、おたふくかぜ、MRおよび風疹などの生ワクチンと4種混合、Hib、肺炎球菌、ポリオ、日本脳炎、B型肝炎などの不活化ワクチンとの同時接種を平日に限り、数名づつ受け付けます。インターネットでインフルエンザワクチンの枠を予約した上で、お電話で他のワクチンの予約を取るようにして下さい。

PAGE TOP

 

インフルエンザ予防接種インターネット予約のお知らせ

インフルエンザ予防接種の予約はインターネット予約システムで行います。
パソコン・携帯電話等のインターネットからご利用ください。

予約方法

以下のURLへアクセスし、ログイン画面で診察券番号と生年月日を入力します。

http://g.net489.jp/fjn5355in/

あなた専用のトップページが表示されます。
※この画面をプックマーク(お気に入りに保存)しておくと便利です。

★10月1日6:00まではここまで操作できます。
画面に従って、予約項目、予約される方、予約日、予約時間を選択してください。
確定ボタンで予約が完了します。

※その後、2回接種対象者の方は2回目の接種予約ができます。

使い方の詳細はトップベージ「ご利用の前に」をご覧ください。
メール受信希望の方は「web@net489.jp」からのメールを受信許可に設定してください。

PAGE TOP

B型肝炎ワクチンについて

2016年10月1日より定期接種として接種開始されます。

接種日

通常のワクチンと同じです。
 

料金


定期接種対象者(2016年4月1日以降出生)の方は1歳になるまで公費負担のため無料です。


任意接種の場合は有料です。1回(税込)¥6,500(税込)の3回接種です。

接種対象者・おすすめの接種時期

生後すぐから接種できますが、おすすめは生後6週以降からHibや肺炎球菌ワクチンやロタウイルスワクチンと同時に初回接種を開始し、少なくとも4週間の間隔をおいてほかのワクチンと一緒に2回目の接種をします。

定期接種は生後2か月から開始します。その4週以降に2回目の接種。
1回目の接種から5~6ヶ月(20~24週)あけて1回の計3回が必要です。
定期接種の方は1歳になる前に3回目を受ける必要があります。
従って2016年4月1日生まれの方は11月11日(金)までに1回目を接種しないと3回目は定期接種の範囲外となりますので注意が必要です。
すでに任意接種を1~2回済ませている方も2016年4月1日以降の出生であれば、残った接種を公費負担とすることが可能です。
 

抗体陽性化率は95%以上と有効性も高いです(特に子どもは)。(稀に私のように免疫が付きにくい人もいますが…)。
効果は10~20年持続しますが、10~15歳で4回目の追加接種をすることが望まれます。
また、早期産児においても同様に接種することができます。
 

通常の生活では感染しにくいといわれてきましたが、最近では血液による感染のほかに涙や唾液からも感染が生じたと考えられる事例が報告されていますので注意が必要です。
2002年に佐賀県の保育園で合計25名(園児19名、職員6名)の集団感染例が報告されています。http://kansen.pref.saga.jp/kisya/kisya/hb/houkoku160805.htm
B型肝炎とそのワクチンについて、VPDを知って子どもを守ろうの会の情報は大変わかりやすいので御覧頂けると幸いです。
http://www.know-vpd.jp/vpdlist/kanen_b.htm
http://www.know-vpd.jp/hbv/index.htm
 

接種方法

  1. 通常0.25mlずつを4週間隔で2回、更に、20~24週を経過した後に1回0.25mlを皮下又は筋肉内に注射します。ただし、10歳以上の者には、0.5mlずつを同様の投与間隔で皮下に注射します。
  2. 他のワクチン製剤との接種間隔
    生ワクチンの接種を受けた方は、通常、27日以上、また他の不活化ワクチンの接種を受けた方は、通常、6日以上間隔をおいて本剤を接種できます。
  3. 同時接種
    Hibワクチン、肺炎球菌ワクチン、三種混合ワクチン、ロタウイルスワクチンなどとの同時接種が可能です。
PAGE TOP

インフルエンザワクチンとB型肝炎ワクチンの同時接種

10月中旬から当院でもインフルエンザワクチンの接種を開始します。
平日(月、火、金)でしたら、インフルエンザワクチン(他のワクチンとでもかまいませんが)とB型肝炎ワクチンの同時接種が可能です。

インフルエンザワクチンと同時に接種するときは

公費のB型肝炎ワクチンの対象年齢(生後6か月以上)のかたも、インフルエンザワクチンは2回接種が必要です。インフルエンザワクチン接種に合わせるためB型肝炎ワクチンの1回目接種が遅くなって3回目が1歳を過ぎないようにする注意が必要です。
接種間隔はインフルエンザワクチン(不活化ワクチン)が2週間以上なのに対して、B型肝炎ワクチンは4週間の間隔が必要です。B型肝炎は不活化ワクチンですが、水痘、おたふくかぜやMRワクチンなどの生ワクチンと同様に、2回目のB型肝炎ワクチン接種まで4週間の間隔をあけないといけない決まりです。
1回目のインフルエンザワクチン時にB型肝炎ワクチンを同時接種すると2回目のインフルエンザワクチンとB型肝炎との同時接種まで4週間の間隔が必要となります。
もちろん、2回目や3回目の接種とだけの同時接種も可能です。
 

PAGE TOP
相模原で小児科クリニックをお探しなら当院へご相談ください。
当院では、お子様の体質や環境を考慮しつつ、一人一人の病状に合わせて治療を行いますので、初診の方も安心してご利用いただけます。
お子様のアレルギー性鼻炎やアトピーなどの症状にお悩みの方は、お早めにご相談ください。
PAGE TOP

最近のワクチンについて

ロタウイルスワクチン

ロタウイルスワクチンはこれまで対症療法以外に手立てのなかったロタウイルス胃腸炎を2~3回の経口接種で予防することができるワクチンです。
国内外で実施された臨床試験において、重症ロタウイルス胃腸炎および全ロタウイルス胃腸炎に対する予防効果が確認されています。(重症ロタウイルス胃腸炎の発症を92%予防-国内臨床試験)
日本で認可されているロタウイルスワクチンは2種類あります。

1.ロタリックス(1価ロタウイルスワクチン)

ヒトロタウイルスを弱毒化して培養細胞で増殖させて精製したヒトロタウイルスワクチンです。
ロタウイルスは遺伝子型により5種類(G1、G2、G3、G4、G9)に分類されますが、ロタリックスはロタウイルスの中でも最も一般的なG1血清型をもとに作られた経口弱毒生ワクチンです。

【接種時期】
生後6週以降(42日)、105日未満から初回接種を開始し、4週間以上の間隔をおいて2回の接種を行います。遅くとも生後24週までに接種を完了すること。1回の接種量は1.5mlです。

【料金】
1回14,800円 2回接種(29,600円)

2.ロタテック(5価ロタウイルスワクチン)

5つの血清型を考慮してヒトおよびウシロタウイルスの親株から生成されたヒト-ウシロタウイルス再集合体からなる経口弱毒生ワクチンです。

【接種時期】
生後6週以降(42日)、105日未満から初回接種を開始し、4週間以上の間隔をおいて3回の接種を行います。遅くとも生後32週までに接種を完了すること。1回の接種量は2mlです。

【料金】
1回9,400円 3回接種(28,200円)

ロタウイルスワクチンは高額なワクチンですが、ロタウイルス感染症は稀に脳症や痙攣を起こし重症化することがあります。また軽症であっても初感染の時には通院を繰り返し保育園を休むことになります。
お仕事をされているお母さま方の負担を減らすという視点に立てば経済的にも有効と考えられます。

尚ロタウイルスワクチンは生ワクチンですので、接種後は4週間他のワクチン接種ができません。生後6週から開始しますが、この時期はB型インフルエンザ菌ワクチン(ヒブワクチン)や肺炎球菌ワクチン(プレベナー)といった重要なワクチンの開始時期でもあります。ロタウイルスワクチンを単独接種で行いますと、ヒブワクチンやプレベナーの接種が遅れてしまいます。
このためロタウイルスワクチン接種を希望される方には、同時接種を強くおすすめします。

ご注意

接種当日は、嘔吐予防のため来院時間の1時間前より母乳・ミルクなどの投与をお控えください。
ワクチンを飲んだ後嘔吐すると、吐物から洋服などにロタウイルスが付着します。

【副反応】

  1. ロタリックス
    国内臨床試験において、接種症例508例中、接種後30日間に報告された主な副反応は、易刺激性37例(7.3%)、下痢18例(3.5%)、咳嗽/鼻漏17例(3.3%)でした。
  2. ロタテック
    国内臨床試験において、ロタテック接種を受けた生後6~32週の乳児380例中55例(14.5%)で接種後14日間に副反応が認められました。
    主なものは下痢(5.5%)、嘔吐(4.2%)、胃腸炎(3.4%)、発熱(1.3%)でした。

【接種開始時期の解説】
米国の厚生省にあたるFDA(Food and Drug Administration)とワクチン専門家会議ACIP(Advisory Committee for Immunization Practices)はともに1回目の投与は14週6日(生後104日)までに投与するように提言しています。
これは米国で以前生産中止となったワクチン(Rotashield)接種後に腸重積症となった児を調査したところ、初回投与が生後90日以上に行われた児の接種後7日以内が、最も腸重積症の発症リスクが高かったという結果に基づいています。
わが国では発売当初の添付文章上、接種開始時期は生後6週~20週までとされていましたが、2012年7月に添付文章が改定され、“なお、初回接種は生後14週6日までに行うことが推奨されている。”の一文が追加されました。
日本でも発売後の調査で、ワクチン投与後の腸重積症の発症のほとんど(9例/12例)が100日以上だったためです。
そのようなわけで、当院もこれまでどおり、初回接種は生後105日未満に限定しております。

PAGE TOP

ポリオの不活化ワクチンについて

ご存知のように我が国の定期接種に経口生ワクチンが指定されていましたが、2012年9月からは注射の不活化ポリオワクチンに切り替わりました。

日本では1980年から30年以上、野生のポリオウイルスによる小児まひの患者は出ていません。

1960年ころのポリオ大流行を急速に終わらせたのは経口生ワクチンの偉大な功績ですが、生ワクチンは腸の中で増える間に病原性(毒性)を強めることがあります。そのため、頻度は少ないのですが、生ワクチンを飲んだ人や保護者など周りの人に、ワクチンの副作用として小児まひが起こることがあります。
日本と同じように野生のポリオウイルスの流行していない国々では、ワクチンによる小児まひを防ぐために、1990年代後半から経口生ワクチンを不活化ワクチンに切り替えてきました。
日本でもようやく2012年9月1日から不活化ワクチンに切り替わりました。

接種時期と回数

生後3ヶ月から接種できます。3~8週間隔で3回、3回目の約1年後(6ヶ月後から接種可能)に4回目を接種します。2012年9月1日の導入時点では、4回目の接種は定期接種の対象外です。効果と安全が確認された時点で定期接種となる見込みです。将来もう1~2回追加接種が加わるかもしれません。フランスでは7回接種しています。

おすすめの受け方

生ポリオワクチン、不活化ポリオワクチンのいずれかを1回でも接種している場合は、不活化ポリオワクチンを接種します。生ポリオワクチンと不活化ポリオワクチンの合計が4回になるように不活化ポリオワクチンを接種します。ただし、生ポリオワクチンをすでに2回接種している場合には不活化ポリオワクチンは接種しません。

同時接種

Hib、肺炎球菌ワクチンやそれ以外のワクチンとも同時接種ができます。接種方法についてはかかりつけ医と相談して決めましょう。
注射するタイプでは片方の上腕に2か所づつの4種類までが、接種場所の問題からの限界です。大腿前面にも接種は可能ですが、厚生労働省が正式に認めている場所ではないので、まだやめておいたほうが無難と考えます。
B型肝炎、Hib、肺炎球菌、Polioなどの4種類までは両腕にできるので同時接種可能と考えます。

副反応

まれに発熱や接種したところが赤くなったり腫れたりすることがあります。
ワクチンの製造過程でウイルスの病原性(毒性)を完全になくしていますので、ワクチンによる小児まひの心配はまったくありません。しかし、まったく副作用がゼロということはあり得ないと考えます。
今後、日本人に対して多数の接種が始まるので、その結果報告を注意して対応してゆく所存です。

副反応の救済

個人輸入の不活化ポリオワクチンの場合、接種によって引き起こされた副反応により重い健康被害が生じても、予防接種法や独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく給付を受けることはできませんでした。
しかし9月より定期接種となったワクチンは、万一の場合でも予防接種法による健康被害救済措置が受けられるようになりました。

PAGE TOP

4種混合ワクチンについて

2012年11月より4種混合ワクチンが公費で接種可能となりました。

接種対象者

厚生労働省の指導によると、

  • 2012年8月以降に生まれた赤ちゃんで3種混合またはポリオワクチンを接種してないときは、原則として4種混合を接種します。(3種混合は対象外ですので4種混合は優先されます)
  • 2012年7月までに生まれた方で3種混合またはポリオワクチンを接種してないときは、4種混合を接種できます。
  • 3種混合、不活化ポリオを1回以上または生ポリオワクチンを1回接種した方は、これまでどおり不活化ポリオワクチン+3種混合ワクチンを接種します。

接種の時期・方法

これまでの3種混合とほぼ同じです。

  • 対象年齢:生後3ヶ月に至るまでの間
  • 標準的な接種期間:
    1期初回接種:生後3ヶ月に達するまでの期間
    1期追加接種:1期初回接種終了後12ヶ月に達するまでの期間
  • 接種法:
    1期初回接種:20日~56日までの間隔をおいて3回皮下に注射(※)
    1期追加接種:初回接種終了後6ヶ月以上の間隔をおいて1回皮下に注射

予約と接種開始

2012年8月以降に出生された対象の方は4種混合を、2012年8月より前に出生された対象の方は3種混合または4種混合のいずれかの予約をします。
予約の時は、お誕生日を担当者にお伝えください。
3種混合の時は不活化ポリオワクチンの同時接種も可能です。

いずれにしても、ワクチンは早期の接種が肝要です。
百日咳は、小さい赤ちゃんには特に危険です。百日咳脳症といって感染による脳障害は有名です。ワクチンが始まる前の日本では(20世紀前半)、年間10万人以上の発症があり。その10%くらいの死亡があったそうです。

参考

脳症との関連がよく知られているものの一つに百日咳があります。百日咳は、Bordetella pertussis が原因菌ですが、痙咳期では発作的な痙攣性の咳(咳嗽)を特徴とする急性呼吸器症状を呈します。戦後間もないころはわが国でも患者が約15万人いました。

ワクチン接種によって患者数は激減したが、最近また小さな流行が報告され出しています。
アメリカにおける患者数は日本同様ワクチン接種により激減したものの、現在では年間約5,000~7,000例が報告されており、これは1980年代から漸増傾向にあります。

重篤な合併症として気管支肺炎および急性脳症があります。特に乳児では無呼吸発作、チアノーゼあるいは脳症を合併しやすいです。
重症例のほとんどはワクチン接種を受けていない人か、ワクチン接種を受けられない新生児です。

(病原微生物検出情報月報(Infectious Agents Surveillance Report: IASR)、Vol.28 p.344-344:2007年12月号)

PAGE TOP

ワクチンと副反応(日本脳炎ワクチン情報も加えて)

ワクチンとは

私たちの身の回りには、細菌やウイルスによって引き起こされるさまざまな感染症があります。
これらを防ぐためにもっとも有効な手段が“ワクチン”です。

ワクチンは、感染症の原因となるウイルスや細菌を精製・加工して、病原性(毒性)を弱めたりなくしたりして、体にとって安全な状態にしたものです。
本当にかかってしまう前にワクチンを接種して、その感染症に対する抵抗力(免疫)を作っておこうという予防のための薬の投与を予防接種といいます。
ワクチンは接種した後の副反応がこわいと思っていらっしゃるご両親も多いと思います。
実際には、接種した場所が赤く腫れたり、短期間の熱が出る程度の軽い副反応がほとんどです。

しかし、まれにアナフィラキシーショックを起こして死亡する子可能性もゼロではありません。
でも、アナフィラキシーはワクチン以外にも食品や薬でも起こるのです(一般には極くまれですが)。
2012年10月18日の日本脳炎ワクチン後の死亡例は、もともとの病気に対する治療薬の、併用による副作用の可能性が高そうです。本来併用が禁止されていた薬による突然の心停止が起こったものと推察されました。7月に起こった死亡例も、ワクチンが直接の原因とは考えにくいとの判断でした。
したがって日本脳炎ワクチンは中止する必要はないと判断されました。

アナフィラキシー

アナフィラキシーとは全身の強いアレルギー反応です。それによって呼吸・循環機能が障害されてショック状態となり、死亡する危険が高くなります。いままで使用していた薬品で急に起こることが多いので、予測は不可能に近いと思います。
病院でよくみる原因としては、ハチに刺されたり、蕎麦や甲殻類を食べたり、造影剤、抗生物質や鎮痛剤を注射して起こるものがあります。私が救命救急センターにいた頃も、年間に数件の方が搬送されて来られました。予後はさまざまだったと記憶しています。

そのため医療機関ではいつもその準備をする必要がありますし、大部分のところでは準備がなされていると思います。当院でも酸素、エピネフリン、気管内挿管セット、輸液セット、心電図・SpO2モニター、AEDなどの準備をしています。

実際の病気が危険

ワクチンを接種した時に起こる副反応と、ワクチンを接種しないでその病気にかかった時の危険性を比べると、ワクチンを接種しないで重症になった時の方が、ずっとこわいといえます。
ワクチンの価値は相手の病気の恐ろしさによって決まるのです。

2年前の新型インフルエンザの騒動を思い出していただけるとイメージするのが簡単だと思います。
100人に1人が死亡(死亡率1%)する病気では、10,000人に1人が死亡するワクチンでも有用と考えられます。
日本脳炎は死亡率が20%で50%に脳障害が起こる恐ろしい病気です。世界では、年間3~4万人の発症が報告されています。(IDWR2002)

日本では平成23年は500万人に日本脳炎ワクチンを接種しています。
報道によると、これまでも最近の3年間で年間1~2人の死亡報告があったとのことです。
私の考えでは日本脳炎が蔓延する危険のほうが、まだ詳細の不明なワクチンの危険性より、はるかに高いと考えます。

アメリカのように感染症のコントロールが国家防衛の一環となっている国の対応と異なり、日本ではワクチン接種をうける個人にもメリットがあり、同時に社会全体への蔓延を防ぐ役に立つ個別接種が中心となっています。
そのため、色々な考え方があるものと思いますし、ご両親が我が子を心配するのも当然と思います。
個別接種では、その子どもを良く知っている(データのある)かかりつけの小児科医がご両親とよく相談して、その子の体調や都合に合わせて、個々に予防接種を行ったほうがより安心が大きいと考えます。ワクチンも薬も、医療行為では100%の安全はありえないので(目指すべき目標ではありますが)、お互いの信頼関係が大切だと思います。

予防接種の副反応などの詳しい説明は

http://www.know-vpd.jp/index.php

「VPDを知って、子どもを守ろう。」の会でご確認いただきたいと思います。

PAGE TOP

先天性風疹症候群の危険性

厚生労働省のHPからコピーしました。

定義
風しんウイルスの胎内感染によって先天異常を起こす感染症である
臨床的特徴
先天異常の発生は妊娠週齢と明らかに相関し、妊娠12週までの妊娠初期の初感染に最も多くみられ、20週を過ぎるとほとんどなくなる。
三徴は、白内障、先天性心疾患、難聴であるが、その他先天性緑内障、色素性網膜症、紫斑、脾腫、小頭症、精神発達遅滞、髄膜脳炎、骨のX線透過性所見、生後24時間以内に出現する黄疸などを来しうる。

この定義が大切です。インターネット検索で上位にヒットする、国立感染症研究所やWikipediaでは解りやすくするために、“免疫のない女性”とか“初感染時に…”と記載されているので、ワクチンを打って免疫がある女性や、一度感染している女性には起こらないという誤解が生まれてしまいます。
母体に免疫があると胎内感染が起こりにくいというだけで、妊娠初期の女性に対する感染の確率はゼロにならないのです。

症例提示

私の同期生が担当したケースは、中学時代と妊娠の3年ほど前の2回風疹の予防接種を行っていたお母さんです。
在胎10週でご主人と3歳のお姉ちゃんが風疹に罹りましたが、第1子のとき風疹の抗体価が十分あったため、優しいお母さんは安心して看病していました。お母さん本人は発熱も発疹もなく数ヶ月後に分娩となりました。生まれてきた赤ちゃんは低出生体重児で状態が悪く、北里大学のNICUに転送されました。心臓、目、耳、脳に大きな障害を認め、血液検査からも先天性風疹症候群と確認されました。

なぜ赤ちゃんだけが?

日常、我々の体の中に細菌やウイルスなどは頻回に入り込んできています。
しかし、免疫という体の防御機構が侵入した異物を分解して排出してしまいます。
ウイルスの侵入の場合、血液中の抗体(小型のIgG、大型のIgM)が最初にウイルスに取り付いて攻撃を開始します。このケースの場合は、数日間看病していたために毎日連続してウイルスが母親の体内に侵入して、母親がワクチン後に作り置きしていた抗体(IgG)を消費し尽してしまったために赤ちゃんに感染したものと考えられます。母親はウイルスに接触後すぐに生産されるIgM抗体によって守られたのでしょう。ところがIgM抗体は母親から赤ちゃんに移行しないので、赤ちゃんの予防ができなかったのだと推測されました。

100%の予防なんてあり得ない! 周囲の予防接種が重要

以上のように、妊婦さんの周囲の人間が感染症になると、妊婦さんに危険を及ぼします。
先天性風疹症候群の赤ちゃんは昨秋より半年で8人生まれています。
いろいろな予防接種の副反応が報告されていますが、明らかな因果関係のある重症な報告は年間1~2例です。
それに比べると年間2ケタになろうという風疹の危険性の大きさがご理解いただけると思います。
このように現在行われている予防接種は多くの人々の安全を考えて行っているもので、大勢の方が接種することにより、何倍ものわれわれ国民全体への利益がもたらされると言ってよいと思います。

MRワクチンのすすめ

現在、風疹単独のワクチンはあまり流通していません。
現在は麻疹と風疹の混合ワクチンならばすぐに接種可能です。
麻疹は予防接種が開発される前まで年間数千人の死亡者が出ておりました、インフルエンザよりもはるかに危険な感染症です。
6年前より2回接種が基本となっていますが、中学生以上ではまだ1回しか接種していない方が大部分でしょう。
これを機会にMRワクチンの接種をご検討いただけると幸いです。

成人へのMRワクチン接種

成人の方単独の場合、月・火・金曜日の17:00~17:30に1階で接種いたします。
お子さんの予防接種の時に同時にご両親が接種する場合は、4階で行います。
いずれも事前に予約が必要です。

PAGE TOP

13価肺炎球菌ワクチン

7価肺炎球菌ワクチン(プレベナー)から13価肺炎球菌ワクチン(プレベナー13)の変更

肺炎球菌とワクチン

肺炎球菌という細菌は集団生活をするほとんどの子どもが持っています。この細菌が何かのきっかけで肺炎や中耳炎、髄膜炎を引き起こすことがあります。肺炎球菌による髄膜炎は後遺症を残したり、時には死亡することもある非常に重篤な感染症です。肺炎球菌髄膜炎の発症数は7価肺炎球菌ワクチン(プレベナー)の導入前後で10万人あたり約2.8人~約0.8人に減少(73%減少)し、髄膜炎の発症予防効果が証明されました。
一方で肺炎球菌には数多くの血清型がありプレベナーは7種類の血清型からなるワクチンで、新たに導入されるのが13種類の血清型を含むプレベナー13です。最近の報告ではプレベナーではカバーできずに発症してしまった髄膜炎症例もみられます。プレベナーからプレベナー13に変更することによりワクチンによる肺炎球菌の血清型カバー率は約44%~約70%になります。
このような背景を受けて2013年11月1日より定期予防接種はすべてプレベナー13に変更されました。これまで7価のワクチンで接種された方も残りのスケジュール分はプレベナー13で接種することになります。
新しい肺炎球菌ワクチンのの副作用は、これまでのものと大きく変わらないとのことなのでご安心ください。
プレべナーの切り替えに関するQ&Aを厚生労働省は公開しています。ぜひご覧ください。→Q&A

接種スケジュール(定期接種)

  1. 2~6ヶ月齢で開始
    初回免疫3回(27日間以上の間隔をあけて3回接種) 1歳未満まで
    追加免疫1回(3回目接種から60日間以上の間隔をあけて)1歳以上5歳未満まで
  2. 7~12ヶ月齢未満で開始
    初回免疫2回(27日間以上の間隔をあけて2回接種) 1歳未満まで
    追加免疫1回(2回目接種から60日間以上の間隔をあけて)1歳以上5歳未満まで
  3. 1歳以上2歳未満で開始
    60日間以上の間隔をあけて2回接種
  4. 2歳以上
    1回接種

プレベナーでの接種が途中の方

プレベナーとプレベナー13の接種スケジュールは同じですので残りの接種回数をスケジュール通りプレベナー13で実施いたします。

PAGE TOP