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小児の咳について
「風邪をひいて咳が出る。」と言っても咳にはさまざまあります。
- のどがいがらっぽくてコンコンする咳
- 鼻水が溜まってむせるようなゴロゴロする咳
- オットセイが鳴くような咳で声がかれている
- 痰が出てオエッと吐きそうになる咳または吐いてしまう咳
さらに咳の出るタイミングにもかなり違いがあります。
- 朝起きてから直ぐにしばらく咳き込みがある
- 夜間に咳が出るが眠れている
- 日中に多く、夜間はあまりでない
- 日中は少ないが夕方から増えて夜間に眠れなくなるような咳
- 明け方に増える咳
- 睡眠中に突然始まる激しい咳き込み
- 運動すると出る咳
- はしゃいだり、大声で笑ったりすると出る咳
- 室温が急に変わると出る咳(暖かい室内から寒い外に出たときに増える)
以上のように咳の出るタイミングや咳の仕方、更に年齢を考慮することで小児の咳の原因を推察することが可能です。
当院では詳細な問診からお子さまの咳の原因の推察を行い処方薬を検討しております。お子さまに咳の症状が見られた場合には上記の点に注目して咳の様子を知らせていただけると診断の手がかりになります。一方で咳は1つの原因だけでない事も多いためアレルギーなども考慮して多角的に捕らえる事も必要です。既往症、家族歴、処方歴など資料がありましたらお持ちください。
咳と受診の目安
【夜間や時間外でも救急受診した方が良い咳】
小児の咳は年齢によって訴え方がさまざまです。しかしどの年齢においても睡眠を妨げる咳は受診の必要があります。
鼻水が溜まってむせるような咳は数回咳き込んだ後に直ぐに眠ってしまう事が多いですが、咳が止まらずに眠れないのは夜間でも救急受診が必要でしょう。特にヒューヒュー、ゼイゼイなど息を吐く時に音が聞こえる時は受診をしてください。咳が続くと勢いで嘔吐する事があります。吐いた時に痰が出てスッキリして眠れる事がありますが、嘔吐後も同様に咳が続く時も受診をする事をお勧めします。
また睡眠中に突然激しく咳き込み、声が嗄れてオットセイのような咳をする場合も夜間でも受診が必要です。年長児では咳に伴い呼吸苦を訴える事があります。呼吸苦を伴う咳は受診が必要です。ご家族からみてひどい咳ではないものの数日間続く咳には治療を要するものもありますので相談のため受診する事をおすすめします。
相模原で小児科クリニックをお探しなら当院へご相談ください。
当院では、お子さまの体質や環境を考慮しつつ、一人一人の病状に合わせて治療を行いますので、初診の方も気軽にご利用いただけます。
お子さまのアレルギー性鼻炎やアトピーなどの症状にお悩みの方は、お早めにご相談ください。